【メルボルン26日AAP】 連邦政府のマーフィー首席医務官は26日、VIC州で、ホテルで自己隔離を行っている海外からの渡航者のうち30%が、新型コロナウイルスの検査を拒否していることを明らかにした。通常は、自己隔離の最初と最後に行う必要があるという。
マーフィー首席医務官は、30%は極めて高い割合だとして、他州の拒否率はこれほど高くないと指摘。「検査を受けてウイルスに感染していないことが確認されるまで、隔離が解除されないことを伝え、理解が得られるまで協力を呼び掛ける」と話した。
VIC州では26日、新規感染者の数が30人となり、10日連続で感染者数が二桁を記録した。このうち、7人はすでに感染拡大が確認されている感染源から、5人がホテルの自己隔離者、5人が定期検査から、13人が感染源を調査中となっている。