【シドニー11日AAP】 アジアから訪れる大量の旅行者たちによって、オーストラリア観光業界は5年以内に1300億ドルの経済効果を生み出す見込みだ。
マーケット調査会社IBISワールドのライアン・リン氏によると、最近の豪ドル安の影響を受けて、アジア諸国からの旅行者が増加しており、中でも香港を含む中国からの旅行者が急増している。中国人旅行者の訪問者数、滞在日数、旅行中の支出額は、以前の日本人観光客の時よりも上回っているという。
しかしながら、観光業界の収益は上昇傾向であるが、オンライン予約が主流になっているため、従来型の旅行代理店は利益を得るのが難しいとリン氏は述べた。
2014/15年度の観光客国別内訳 (豪観光局 出典)
1.中国 (70億ドル/旅行中の支出額)
2.イギリス(35億ドル)
3.アメリカ(30億ドル)
4.ニュージーランド(25億ドル)
5.日本(13億ドル)