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粉ミルク購入制限をさらに厳しく

【ブリスベン17日AAP】   全国的な粉ミルク不足により、スーパーマーケット大手のコールズとウールワースは、消費者当たりの購入制限を2および4缶とそれぞれ厳しくした。

人気の国内ブランド、a2およびベラミーズのオーガニック粉ミルクは生産量を増加したが、需要に追いつくまでに時間がかかるという。国内の母親らはソーシャルメディアで、欲しい粉ミルクが手に入らないと不満をあげている。

粉ミルク不足は、中国人消費者が自国製品よりもオーストラリア産製品を求めることによるとされる。今月初め、転売目的でスーパーの粉ミルクを買い占めるケースが報告された。粉ミルクはオンラインサイトのeBayなどで英語と中国語表記で広告に出され、1缶25ドルから30ドルの商品が150ドルから190ドルで売られている。

一方、a2 Milk社は17日、予想通年収益を2憶8500万ドルに上方修正した。連邦政府は、介入は最終手段としてる。

コールズは多子出産協会(AMBA)の要請を受けて、純粋に粉ミルクが2缶以上必要な家庭には考慮するとした。AMBAは会員に対し、粉ミルク購入時に出産証明書などを持参するよう呼び掛けた。

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