【キャンベラ6日AAP】 極右派として知られるワンネーション党のハンソン党首は、新型コロナウイルスに関連した差別的なコメントをして、ナインネットワーク局の早朝番組「ザ・トゥデイ・ショウ」から禁じられた。
ハンソン氏は封鎖に至ったメルボルンの公営住宅について、番組内で複数の攻撃的な発言をした。番組は視聴者に対しツイッターで意見を募ったが、数時間後に投稿は削除され、ハンソン氏は番組から禁止された。ナイン局でニュースと時事情報を担当するダレン・ウィック氏は、「番組内で繰り広げられる様々な意見交換を敬遠しないが、今朝の発言は無知で敵対的」「国内外が不安にさらされる今、国民は一体になってお互いをサポートしなければならない」と述べた。
ハンソン氏はその後、自身のフェイスブックページに「それほど議論を巻き起こす発言だったとは理解できない」と気持ちを綴っている。
同氏は2019年にもセブン局の早朝番組「サンライズ」で、イスラム教社会に対する嫌悪的な発言をして司会のデイビッド・コシュ氏と対立した。