【キャンベラ7日AAP】 連邦政府は国民に対し、中国で国家安全保障を理由に拘束される可能性があるとして、同国への渡航を警告した。元々パンデミックのため、国民の海外渡航は禁止されている。
外務省は7日、中国への渡航勧告を更新し、「中国当局は、国家安全保障を危険にさらすとして外国人を拘束した」と警告した。中国への渡航レベルは「do not travel(渡航禁止)」で変更ない。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは2019年、中国は恣意(しい)的かつ秘密の拘束を合法化し、拘留者に長期にわたって連絡を絶たせ、拷問や自白強要など虐待の危険が高まったと報告した。国連人権委員会の強制的・非自発的失踪に関する作業部会(WEGID)は中国に対し、直接状況を判断できるよう訪問許可を求めている。