【メルボルン25日AAP】 トニー・アボット前連邦首相はメルボルンで25日、国内のウクライナコミュニティの団体より初となる「自由の賞」を表彰された。
ロシアによるウクライナ領域内への強制占拠時、また乗員乗客298人が犠牲となったウクライナ上空でのマレーシア機撃墜事件時、アボット氏はウクライナを強く支持すると国際的に表明していた。
アボット氏は同賞を受賞後、多くの市民から抱擁を受け、写真にポーズしたりウクライナの国旗にもサインした。同氏は群衆に向かって、「首相として2年の在任期間中、ウクライナ問題の対応以上に達成感を得た事象はほとんどない」と話した。また、ウクライナ内でのオーストラリア大使館設置と駐在大使の派遣、両国軍による兵站業務の形成など、多くの恒久的な財産が生まれたと語った。