【シドニー10日AAP】 NSW州のハーウィン美術相は10日、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で今年5月に経営破たんした、シドニーの遺産建物でアートハブのCarriageworksを存続させるため、巨額の寄付金が寄せられたことを明らかにした。
寄付を行ったのは、美術品収集家のジェフ・エインズワース氏と妻のヨハンナ・フェザーストーン氏、パッカー・ファミリー・ファンデーションなど。寄付者たちはCarriageworksを存続させると約束した。ハーウィン美術相は「このような結果となり、嬉しく思う」と話した。
Carriageworksは1880年に建設され、建物内で鉄道車両の建造などが行われていた。2003年以降は、数多くのイベントが開催されるなどアートハブとして使われていたが、パンデミックの影響を受けて「Sydney Writers’ Festival」や「Australian Fashion Week」など、予定されたイベントが次々と中止となった。
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