【シドニー11日AAP】 国内で3番目に大きいスロットマシンの運営会社がNSW州で所有しているホテルの2店舗で、スロットマシン利用者に酒類を無料で提供していたことがわかり、罰金処分を受けていた。
NSW州賭博および酒類規制局(Liquor & Gaming NSW)によると、ウールワースが75パーセント株を所有しているAustralian Leisure and Hospitality Group(ALH)が運営しているバリーナのWestower TavernとSouth Tweed Tavernの2店舗で、スロットマシン利用者に店内での飲酒を無料にしていたという。
同州の賭博法では、ギャンブルを奨励するために酒類を無料や値引きをして提供することは禁じられている。
同ホテル2軒は、2週間のスロットマシンの営業停止を命じられており、同ホテルのライセンシーには合計3500ドルの罰金支払い命令が出ている。
また、ALHは17万2692ドルの支払い命令が出ており、ALHの支配人は、同州で向こう5年間賭博産業での就労が禁止となった。
賭博・酒類規制局は、国内の3州でALH所有のホテルで同様の違法行為が行われている疑いがあるが、訴訟となったのは今回が初めて。