【ブリスベン12日AAP】 ブリスベンのサンデー・メール紙が伝えるところによると、クイーンズランド大学で開発された新型コロナウイルスのワクチンが、人への臨床試験の準備段階に入っているという。
ワクチンの候補の一つ「molecular clamp」は、オランダで行われた動物実験から安全性と効果的な免疫反応が出たことから、13日から人への臨床試験を開始する。
国立予防接種研究・監視センター(NCIRS)の臨床研究の責任者ロバート・ブーイ教授は「動物治験で確認した安全性と効果から人への臨床試験に前進できた」と述べた。
世界中で130種類以上のワクチンの開発が行われているが、クイーンズランド大学のワクチンが臨床試験前までの開発が進んでおり大きな成功を収めていることから、期待が寄せられている。