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主要都市平均住宅価格が下落

【シドニー1日AAP】   RPデータ社が行った最新のコアロジック住宅価格指標によると、11月の国内主要都市の平均住宅価格は1.5%下落した。住宅価格が上昇したのはアデレード、ブリスベン、パースのみで、下落幅が最大のメルボルンでは3.5%、シドニーでも1.4%それぞれ下落した。

シドニーの平均住宅価格は81万ドルと、依然として国内最高。11月末までの年間成長率も12.8%と最も高いが、ピークだった7月の年間成長率18.4%からは下落した。

同社のティム・ローレス氏は、主要銀行による住宅ローン率引き上げや融資基準の厳格化などを住宅価格下落の理由にあげた。また、「建設前の計画の段階で最近住宅を購入した人は、市場の減速と建設ブームにより、入居時の住宅査定額が契約価格よりも下がったり、選択可能な住宅ローンが限られるなどの課題に直面する恐れがある」と同氏は話した。

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