【メルボルン13日AAP】 新型コロナウイルスの感染拡大が広がるメルボルンで、高齢者介護施設で働く従業員にマスクの着用が義務付けられた。
連邦のハント保健相は13日、保健・防護方針委員会(AHPPC)の勧告に従ってマスク着用を義務化すると発表した。ロックダウン中にあるメルボルンおよびミッシェル・シャイヤー内の800の高齢者介護施設に、マスク400万枚が送られる。高齢者をウイルス感染から守るために感染時の対処を強化し、介護職員の勤務可能時間も増やす。
エッセンドンの高齢者介護施設メナロック・ライフでは従業員と居住者計26人が感染した。ウェリビーのグレンデール・エイジド・ケアは13人が感染、ウィンザーのジャパラ・セントラル・パーク・エイジド・ケアでも2人が感染している。
ロックダウン地域の住人にも10日、マスクの着用が奨励された。サットン州医務部長は、「マスクはウイルスの感染をおよそ60%削減すると研究からわかった」と話した。