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コロナ対策は「抑制」で NSW首相

【シドニー15日AAP】  NSW州のベレジクリアン首相は15日、経済界主催の会合に出席し、新型コロナウイルス感染症の拡大に対する最善の方法は、同州の規模や多様な人口を考えた場合、「除去」ではなく「抑制」であるとの考えを示したことが分かった。

 

ベレジクリアン首相は、海外や他州から帰る人たちを迎え入れた場合、市中感染も含めてリスクがあるとした上で、「われわれ全てがウイルスの除去を望んでいるが、それは非現実的なやり方であり、(経済活動や普通の生活を)継続したいという願望を傷つけるものだ」と話した。

 

NSW州では14日午前8時までの24時間で、新規感染者数は13人となり、このうちカスーラ(Casula)のパブで発生したクラスターと関係のない感染は3件にとどまった。同州のチャント首席医務官は、カスーラのクロスローズ・ホテルに関係する感染が34件となり、うち20件がパブの客だったと明かした。

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