【シドニー15日AAP】 米コルゲート・パルモリーブがこのほど発売した歯磨き粉「オプティック・ホワイト・リニューアル」について、ライバル会社のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が、ホワイトニング効果について、信頼できる科学的証拠はないとする訴えを連邦裁判所に起こしたことが分かった。
P&Gは、コルゲートがオプティック・ホワイト・リニューアルについて「10年間にわたって蓄積した黄ばみを除去できる」とうたっているのは、消費者に誤解を招くと主張。一方、コルゲートはP&Gによる介入に対し全面的に抗議する構えを示している。
P&Gは、小売り業界が翌年の在庫を決定する今年12月までに、同商品について独立専門家による調査を行い、その結果を発表するよう求めている。P&Gによると、小売店ウールワースでは1個15ドルで同商品を販売しており、同商品の購入者が以前はオーラルBかその他のブランドの歯磨き粉を購入していたことが分かっている。