【パース15日AAP】 ホームレス救済団体オーストラリアン・アライアンス・トゥ・エンド・ホームレスネス(AAEH)は、ここ数か月でホームレス7,000人が救済されたことを受け、新型コロナウイルスを背景としたホームレス急増問題を解決することは可能だとして、連邦政府に対し、さらに迅速な対応を求めたことが分かった。
AAEHのピアソンCEOは、ここ数か月で約7,000人のホームレスまたはホームレスになる危険にさらされていた人たちが一時的な宿泊施設に入居したと報告。前回の調査では約8,200人がホームレスとみなされていたことから「大きな前進」と高く評価した。
ピアソンCEOはさらに「迅速に行動を起こせば、問題を解決出来ることが分かった」として、住居がなければ社会的距離を維持することも難しいとの見方を示した。同CEOは、ホームレス対策として最も有効だったプログラムの一つとして、尊厳や安全性に重点を置きながら、ニーズに合わせたサービスを提供する「コモン・グラウンド」を挙げた。