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再処理核廃棄物 環境団体が懸念

【シドニー5日AAP】   シドニー南のウーロンゴンに5日、再処理核廃棄物25トンを載せた貨物船が到着した。環境保護団体グリーンピースの活動家らは、オーストラリアが国際的な核廃棄物集積場になるのではと懸念している。

グリーンピースによると、オーストラリア当局は今回の廃棄物を中程度と分類しているが、再処理を行ったフランス当局は残留プルトニウムにより高レベルと格付けしているという。同団体オーストラリア支部のエマ・ギブソンさんは、「オーストラリアはまだ国内で出た核廃棄物に対する適正な計画を保持していない」と話した。

今回到着した核廃棄物は5日夜、シドニー南西部ルーカス・ハイツの核施設に輸送されるとみられる。連邦政府はこれまでに、6か所を国内の核廃棄物集積場として候補にあげている。

11月に3000人以上を対象に行った調査では、70%以上が国外からの核廃棄物受け入れに反対した。

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