【メルボルン17日AAP】 QLD州の火災救急サービス(QFES)は17日、全国の自然災害に関する調査を行う王立委員会に対し、山火事が従来と異なった時期に発生しているとして、古い規定が適用できなくなっているとの見解を示したことが分かった。
QFESのリーチ・コミッショナーは、これまで国内の山火事は同時に発生せず、北部から徐々に南下していたと指摘。山火事の発生シーズンが変化しているとともに期間は長期化し、気候はより暑く乾燥してきているとして「古い規定はすでに適用できないだろう」と述べた。また、これまでは山火事の発生時期が地域によって異なり、山火事が発生した場合に必要な場所へ消防隊を移動させることが可能だったと説明した。
QLD州では昨年、通常より乾燥した気候が原因で、7月から山火事が発生した。リーチ・コミッショナーは「QLD州の一部地域はここ数年、干ばつに見舞われており、これにより全体的に乾燥した状態となったことが、山火事にも影響した」と述べた。