【シドニー9日AAP】 「ティック」と呼ばれ、心臓財団が体に良いと認める食品のロゴに付けられる印が廃止されることが決まった。
同財団のマリー・バリーCEOは、消費者の要望変化や政府による食品の格付け制度「Health Star Rating(HSR)」の導入を受けて、ロゴをなくす時が来たと話した。
「ティック」は26年前、消費者がからだによい食品を選ぶ基準として導入された。近年、マクドナルドなどファーストフード・チェーンが同印を受けているとして批判されていた。
栄養士のローズマリー・スタントン氏は、「ティックがある食品が必ずしも優れているというわけではない」と話し、心臓財団の決定を歓迎した。事実、ティックは飽和脂肪や塩分、総熱量を基準にし、糖分を考慮していない。現在、80の食品カテゴリーで2000品目以上にティックが付けられている。同氏はまた、食品会社がティックを金銭で得られるという噂を否定した。