【キャンベラ18日AAP】 VIC州の17日の新型ウイルスの新規感染者数が428人と過去最多数となった翌日18日は217人と半数に減少したが、新たに死亡者数が2人となり、医療関係者は「楽観視できない」と予断を許さない状況であることを強調した。
ブレット・サットン州主席医務官は、「感染者数が減少したことは安堵した」としながらも「メルボルンを中心に市中感染が拡大しており、州の周辺地域の感染ケースも出ていることから、VIC州ではまだ収束には遠い」と述べた。
NSW州では、シドニー南西部のカシューラのクロスロード・ホテルでクラスター感染が発生し、15人の新規感染者が新たに確認され、現時点で45人の感染者が出ている。
WA州では新たに3人の感染者が確認され、2人がクルーズ船からの感染、1人が7月1日にドバイを出発したエミレーツ航空の乗客だった。QLD州とACTの新規感染者は出ていない。
NT準州では17日からVIC州を除く他州からの入州規制が緩和され、2500人以上が越境し、NT準州警察は手続きに追われた。また、ダーウィン空港には17日にパース、ケアンズ、メルボルン、ブリスベンから344人が到着し、メルボルンから出発した53人の乗客らはハワード・スプリングスで強制隔離を行うことになるという。