【シドニー18日AAP】 NSW州のセントラルコーストでは、大波による侵食が激しく、ビーチの目の前にある家の住人たちは避難するように迫られている。
セントラルコーストにあるワンベラルのオーシャン・ビュー・ドライブ沿いに佇む数軒の家は、悪天候の際の大波でビーチの侵食が進み、危険な状態だという。
NSW州警察のスポークスマンは、専門家との話し合いの結果、約30軒の家の住人に対して避難するように勧告したと発表した。
住人の1人であるクリス・ロジャーズさんは、18日の朝に州緊急サービスの職員が予防策として電気と水道、ガスを停止したと述べ「住人の中には避難しない人もいる。自分も今はここに留まる」とした。
住民の1人は、住居を守るために80トンクレーン車をレンタルし、玉石を落として侵食を防ごうとしているという。
ロジャースさんは「今週にまた大きな波がきて、満潮には水がもっと上昇してくる」と不安そうに語った。
避難を勧告されている住人らは侵食対策を行わなかったセントラルコーストのカウンシルに怒りを表している。