【パース22日AAP】 連邦裁裁判所は22日、水道工や電気工などの業者検索サイト「ファースト・フィードバック」に対し、業者自身が書いたレビューを顧客が書いたように見せかけたとして、罰金60万ドルの支払いを命じたことが分かった。
同サイトでは、仕事が完了した時点で、業者がテンプレートを使いレビューの下書きを行い、星の数による格付けを行う。その後、顧客にメールで評価を求めるが、顧客から返信が3日以内にない場合、業者が作成した下書きが自動的にサイトへ掲載され、利用者にとっては顧客が書いたレビューのように見える仕組みとなっていた。
2016年7月から18年11月までの間に掲載された2万1,000件のレビューのうち、約80%は顧客による書き込みでなかったことが分かっている。オーストラリア競争消費者委員会は、このような仕組みについて「計画的な行為」であり、顧客の信頼を裏切るものとの見解を示した。