【シドニー22日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は22日、新型コロナウイルスの新規感染者が16人となり、再び拡大傾向にあることを受け、「今年3月にロックダウン(都市封鎖)を行って以来、最も重要な局面を迎えている」との見解を示したことが分かった。
ベレジクリアン首相は22日、報道陣に対し「われわれはまだ(ウイルスの感染拡大という)森の中から抜け出しておらず、むしろその反対だ」と述べ、市中感染の拡大に大きな懸念を示した。また、ウイルスを抑制出来るかどうか、NSW州は非常に重要な局面にあるとの見方を示した。
さらにベレジクリアン首相は、24日から再び社会的距離の確保などの規制が強化されることについて、「ルールを守らない企業や店舗は、罰則を受けることになる」と述べ、それほどリスクが高まっており、瀬戸際の状況にあるとして協力を求めた。