【ブリスベン27日AAP】 2018年にゴールドコーストで開催が予定されるコモンウェルス・ゲームズで、開会・閉会式のセレモニー制作に米国のジャック・モートン・ワールドワイド社(JMW)が選定されたことで、批判の声が上がっている。
シドニー・オリンピックなどを手掛けたリック・バーチ氏らは、パラシェーQLD州首相に再検討を求めた。申し立ては、ゴールドコースト・コモンウェルス・ゲームズ団体(GOLDOC)などを監督する観光局長に提出された。
州野党の自由国民党も、JMWの選定は国内企業に対する侮辱だとして、州政府およびGOLDOCを批判した。
GOLDOCのマーカス・テイラー氏は27日、1983年より国内に拠点を置くJMWオーストラリア支部が選定されたと主張した。JMWはメルボルン大会を含むコモンウェルス4大会などでコーディネートの経験を持ち、「国内の一企業であり、世界の観客の前で国際経験を持つ企業が求められる」とテイラー氏は話した。
大会の請負業者などはゴールドコーストおよび州内で雇用されるという。