【シドニー28日AAP】 28日にケアンズからシドニーに帰港したP&O社の豪華客船「パシフィック・エデン」でノロウィルスが発生し、乗っていた1500人のうち少なくとも60人がウィルスに感染したと伝えられている。
前回のクルーズで発生したノロウィルスの消毒のために、今回のクルーズも出航が少なくとも3時間遅れたが、ウィルスは再び発生した。
乗客のシェリー・ブッチャリンさんは船内について、「床に食べ物が落ちていて、浴室もカビや水漏れで最悪」と話した。ブッチャリンさんの娘(11)はウィルスに感染した。
P&Oは声明を発表し、「国際的にとられる措置同様に、ウィルスの拡散抑制に積極的に努めた」と話した。また、ウィルス性胃腸炎は一般社会に存在するものだとして、船内の衛生レベルは最高と述べた。同社は28日、次の出発まで船とターミナルの清掃を強化している。