【ホバート29日AAP】 26日にスタートしたシドニー・ホバート・ヨットレースで、米国のコマンチが優勝した。オーストラリアのラガマフィン100は、米国のランブラー88に僅か4分の差で2位に滑り込んだ。
コマンチは28日夜、2位以降に11時間の差をつけて2日8時間58分30秒で優勝を飾った。2位のラガマフィンのタイムは2日19時間47分30秒。
ラガマフィンのデイビッド・ウィット艇長はレースについて、「最後の数マイルは風がない状態で、ここ数年間で最も厳しいレースだった」と語った。
レース最初の夜、先頭集団のヨットらが衝突し、損傷を負った強豪ワイルド・オーツXIもリタイアを余儀なくされた。ラガマフィンもダガーボードを失い、乗組員が船上で修理を行った。「重さ250キロの部品の取り扱いは容易でなかった」とウィット艇長は話した。
レース開始時の108隻のうち、多くが損傷を理由に31隻がリタイアした。