【シドニー27日AAP】 今月22日にシドニーのハーバーブリッジで大手建設企業モイツのトラックが3キロメートルに渡り総量20トンの土砂を撒き散らした事故で、トラックを所有する建設会社がこの他にも多数の欠陥車両を所有していたことが分かった。
NSW州警察は27日、モイツの所有する39の車両や重機を調査した。このうち28台にブレーキ、サスペンション、およびアームなどに欠陥があることが分かった。警察によるとモイツは調査に協力的だが、さらなる事情聴取が必要だという。
モイツはハーバーブリッジの事故に関し文書で謝罪し、33年間大きい問題もなくやってきたとした上で、事故はトラックが道路の上の隆起部分を通った際に金具が緩んだためだと説明。事故を「今後の教訓とする」と述べた。