【キャンベラ14日AAP】 オーストラリア準備銀行(RBA)のロウ総裁は、住宅価格をより手頃な価格に引き下げることが、国民の生活を向上させるために、解決すべき唯一の問題との見方を示したことが分かった。
ロウ総裁は「高額な住宅価格は、多くの人のライフスタイル、家計、家族に不利益をもたらしている」として、「住宅価格をより手頃な価格にすることが、優先課題であるべき」と述べた。さらに、土地の供給や区画の決定などが、もっと柔軟に行われるべきだとしている。
ただ、ロウ総裁は、住宅価格を引き下げるために、税制をどうすべきかと述べるのは、RBAの役割ではないと言明した。