【キャンベラ7日AAP】 ターンブル連邦首相はGST引き上げについて、決断事項でないと主張し、国民にそのように思わせているとしてショーテン野党労働党党首によるキャンペーンを批判した。
ターンブル首相は7日、GST引き上げによるマイナス影響は補償や減税で補われると話し、税制改革は経済的恩恵をもたらすと確信を見せたうえで、決断はまだなされていないとした。一方、GST導入時に10%以上に引き上げないと約束したとして、自由党のイアン・マクドナルド上院議員は引き上げを支持できないと話している。
野党のボーウェン影の財務相は記者団に対し、「政府がGST引き上げに前向きなのは周知のことで、議席を心配する議員らの責任を引き受ける政治的勇気がターンブル氏にあるかどうかだ」と話した。
グリーンズ(緑の党)のナタレ党首は、GST以外にも税制改革のオプションは多数考えられると話した。
税制改革は最終的に内閣が決定する。