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個人情報盗難詐欺 パンデミックで急増

【シドニー17日AAP】   パンデミック中、個人情報を盗まれる詐欺が劇的に増加している。在宅勤務やインターネットの使用増加が背景に考えられる。

政府のウェブサイト「スキャムウォッチ」に今年、個人情報を盗まれたと2万4,000件の通報があった。昨年同時期から55%増だ。個人情報を盗まれた後の金銭的被害は2,200万ドルを上回る。世代別では25~34歳が最も個人情報を盗まれている。銀行やスーパーアニュエーション(退職年金)の詳細やパスワードだけでなく、詐欺師らはパスポートや免許証、クレジットカード、納税証明書、公共料金明細書やメディケアカードなど、なりすましに使えるものをすべて狙っている。

メールを送信して個人情報を盗むフィッシング詐欺も、昨年同時期から44%増加した。国税局(ATO)やmyGov、テルストラやNBNを装って口座情報や個人情報を盗もうとする詐欺が多い。

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)のデリア・リカルド副委員長は、面識のない相手にメールやテキストメッセージ、ソーシャルメディアや電話越しで個人情報や財務情報を絶対に開示しないよう警告する。

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