【ブリスベン11日AAP】 ジャイアント・カンガルーや身長が2メートルにもなるウォンバット、飛べない大型鳥などかつてオーストラリアに生息していた動物たちについて、絶滅の原因は狩猟だったとする最新の調査結果が明らかになった。
王立協会による報告書は厳しい気候の変化が動物たちが絶滅した原因とされていたが、最初に出現した人類が狩りで動物たちを絶滅させたとしている。同報告書では、「気候は大きな役割は果たさなかった」とした上で、「人間と大型動物の絶滅に関連性がみられる」としている。
調査を行ったジェームス・クック大学のマイケル・バード教授は、人間がやって来てすべての動物を殺したという訳ではないとした上で、食料確保の手段として狩猟、卵の採取、さらには動物の赤ん坊を連れ去るなどの行為が行われ、少しずつ数が減少したと分析している。