【メルボルン21日AAP】 VIC州では、新型コロナウイルスの感染拡大による、ロックダウンの影響から家計に大きな負担がかかり、多くの家庭が、安価で栄養価の低い食事を余儀なくされていることが、調査会社ビクヘルス(VicHealth)の調査で明らかになった。
VIC州に住む2,000人を対象とした調査では、全体の26%となる4世帯に1世帯が新型コロナの第1波によって、栄養価の低い食事に切り替えることで、家計の負担を軽減していたことが分かった。また、低所得世帯(49%)と一人親家庭(39%)は、金銭的な余裕がないため、健康に良くないとされる食事に切り替えることが多いことも分かった。
VicHealthのデマイオCEOは、山火事、干ばつ、新型コロナの3つが重なったことで、家計にも深刻な影響が及んでいるとの見方を示し、「特に、子どもたちの食事への影響は大きな懸念だ」と述べた。