【キャンベラ21日AAP】 連邦政府のモリソン首相が21日、全国閣僚会議に出席し、州・準州の首相らに対し、州境の規制を緩和するよう求めたことが分かった。全国的な規制緩和が期待されたが、州・準州の態度は変わらず、今後も規制が維持される見通しだ。
モリソン首相は報道陣に対し「全国閣僚会議においても、依然として解決が難しい問題がある」と述べ、協力できることに関しては引き続き注力するが、合意に至らないことに関しては仕方がないことで、前へ進むしかないと説明した。
さらにモリソン首相は、州境の規制について「医療面で得られる利点と、規制によって及ぶ損失や影響について上手くバランスをとるため、注意深く検討することが重要」と述べた。