【キャンベラ21日AAP】 連邦政府は21日、太平洋諸島とティモールからの労働者の受け入れを再開する方向で、州・準州と合意に至ったことを明らかにした。新型コロナウイルス拡大の影響で、国内地方部で問題となっている労働者不足の解消を目指す。
連邦政府は声明の中で「これらのプログラムで到着する労働者たちは、今年3月に新型コロナの影響で渡航が規制となり足止めとなった人たち」と説明。現在、農業セクターは前代未聞の人出不足に陥っているとして、新たなプログラムによって、国内の農業セクターが直面している問題が解決されると期待感を示した。
さらに、雇用のプロセスにおいては、厳しい健康チェックを行いオーストラリア国民と労働者の両者の健康と安全を守るとしている。労働者は入国の際、必要な隔離生活が求められる。NT準州ではマンゴー農家で人出不足が深刻だが、これもプログラムの導入で解消されるとみられている。