【パース19日AAP】 前世紀QLD州で発見された二種の絶滅したカンガルーについて、もともと跳びはねることは出来なかったとする調査結果が報告された。カンガルーなど有袋動物の進化については、これまであまり多く知られていない。
WA州にあるウェスタン・オーストラリア博物館学芸員のケニー・トラビロン氏によると、発見されたのは今から1500~2300万年前に生きていた種で、小さいワラビーほどの大きさだった。また跳びはねることも出来なかったという。
トラビロン氏は発見された種のカンガルーはいずれも4本足で移動していたと述べ、このことは脚や足首の骨格が跳躍が出来るような形状にはなっていないことからも分かると説明した。