【シドニー23日AAP】 昨年末までの6か月間に記録的な利益をあげたカンタス航空は、株主に対して5億ドル規模の自社株買い戻しを行うと発表した。
昨年12月31日までの6か月間の同社利益は、前年同時期2億300万ドルの3倍以上にあたる6億8800万ドルを計上した。記録的な利益高は低い燃料価格による節減4億4800万ドル、継続中の事業再建から得られた2億6100万ドルによって押し上げられた。参考税引前利益9億2100万ドルも同航空会社指針の上限に達した。
カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは、「好調な業績とバランスシートから、当社ビジネスに信頼を置く株主に報いることができる」と話した。中間配当は実施せず、自社株買い戻しの形で3月から株主らに現金還元する予定。同社は昨年8月にも、年間純利益5億5700万ドルの大部分を1株につき23セント配当している。