【シドニー23日AAP】 議論の的となっている眼球へのタトゥー(入れ墨)処置について、医療専門家らは全面禁止を訴えている。
今月初め、NSW州政府は公衆衛生法を改定し、眼球への入れ墨を舌のピアスや入れ墨と同様に分類した。処置方法は、白目の部分にインクを注入して永久に着色させる。
州野党労働党のウォルト・セコード氏は、「米国では違法とする州もあり、NSW州でも禁止されるべきだ」と述べた。オーストラリア眼科医会も、眼球の強膜は非常に薄く敏感であり、異物の注入は長期にわたる炎症や失明を引き起こす可能性があると話す。
眼球入れ墨処置を国内唯一行うルナ・コブラさんは、「飲酒や喫煙より安全だが奨励はしない」と話した。コブラさんは10年以上にわたって処置を行ったが、国内で10人未満と需要は非常に少ない。
スキナー州保健相は「医学的に有益な眼球への注入処置が禁止されることのないよう、さらなる保護対策も考慮する」と話し、リスク調査を行うとした。
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