【シドニー26日AAP】 カンタス航空は6月、パンデミックの影響で従業員の5分の1に当たる6,000人を削減したが、さらに2,400人を削減すると発表した。組合は連邦政府の介入を求めている。
カンタス航空と格安航空のジェットスターは、荷物係や清掃係を含む地上職を外注する。
今回解雇される従業員の多くが、連邦政府の賃金補助政策ジョブキーパーを受け取ってきた。運輸労働者組合(TWU)は、税金から成るジョブキーパーはパンデミック後に職を維持するためのものであり、カンタスは受け取ったおよそ5億ドルを政府に返済するべきと訴えた。
同航空会社のアンドリュー・デイビッド広報官は、従業員にとって厳しい状況であると認めたうえで、「国内旅行者は80%減った。パンデミックの危機を乗り越えるために必要な措置をとっている」と話した。地上職を外注することで年1億ドル削減できるという。