【キャンベラ3日AAP】 人的サービス省は16歳から24歳のフルタイムの学生を対象に給付される若年者手当(Youth Allowance)について、支払いが大幅に遅れているとして謝罪した。新学年が始まる繁忙期で、申し込みが殺到していることが遅れの理由と説明している。
野党労働党のキャメロン影の人的サービス相は給付が遅れていることについて、多くの苦情が寄せられていると述べ、とくに実家から離れて暮らす若者らへの影響は深刻で、「食べ物を買うか、教科書を買うかの選択に迫られている」と強く非難した。
人的サービス省は12月からの繁忙期で遅れが出たことを認めており、同省ゼネラルマネージャーのハンク・ジョンジェン氏は、給付が遅れている学生は必要書類を揃えた上で問い合わせるよう呼びかけた。またキャメロン影の人的サービス相は、「12月に繁忙期で、3月になった今もまだ繁忙期」と遅れの理由を皮肉った。