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NZモスク乱射犯 豪へ移送の可能性も

【キャンベラ28日AAP】  連邦政府のモリソン首相は28日、ニュージーランドのモスクで2019年3月に起きた乱射事件で、終身刑を言い渡されたオーストラリア国籍のブレントン・タラント受刑者について、オーストラリアの刑務所で収容する可能性は否定しなかったが、検討が必要との見解を示した。

 

事件では51人が射殺され、40人が負傷した。ニュージーランドのピーターズ副首相が、タラント受刑者をオーストラリアへ引き渡す意向を示した後、モリソン首相はニュージーランドのアーダン首相とこの件について話し合いを行ったとみられる。

 

モリソン首相は「オーストラリアとNZの両国民が、この人物を永久に閉じ込めておくことを希望しているのは承知している」とした上で、これに自分自身も賛成するとの考えを明らかにした。ただ、受刑者の移送を行うためには法的な変更がいくつか必要となるため、モリソン首相はアーダン首相と今後、協議を行う方針を示した。

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