【シドニー5日AAP】 コモンウェルス銀行(CBA)の傘下企業であるコモンウェルス保険で、心臓発作患者に対する支払いが正しくされなかった問題について、CBAのイアン・ナレブ最高経営責任者は謝罪の意を表した。
同保険会社の心臓発作の場合の請求に関する定義が旧式だったため、数名の心臓発作患者は保険金支払い請求が却下されていたという。心臓発作患者の男性は、血液中のトロポニンと呼ばれるたんぱく質の数値が低すぎるという理由で110万ドルの保険金支払いを拒否されていた。しかし、心臓専門医によると、トロポニンの数値だけで心臓発作のリスクを測定することは不可能であることが、今回の調査で明らかになっている。
CBAでは心臓発作に関する定義の改訂を早急に行うことを約束した。