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NAPLAN徹底改革を 研究チーム

【キャンベラ28日AAP】  学力テストNAPLANについて、実施時期を現在の5月からもっと早い時期に前倒しすることや、テストの内容について見直しを求める報告書が、連邦政府や州の教育相に提出された。NAPLANは今年、新型コロナウイルスの拡大を受けて中止となったことから、オンラインによる実施への移行も実現していない。

 

報告書をまとめた研究チームは、テストの結果を教師らが授業で生かせるよう、新年度が始まって出来るだけ早い時期に実施すべきとの見方を示した。さらに読み書きや算数だけでなく、科学などの科目も導入し、想像力や批判的思考を培うべきだとして、NAPLANに代わり、新たにオーストラリア全国標準試験(ANSA)の導入を勧めた。

 

一方、連邦政府のテハン教育相は報告書についての説明を受けた上で、これまで以上にNAPLANテストが必要とされているとの考えを声明で発表。「テストそのものは改善しており、オンラインへの移行によって結果もより早く返ってくる」と述べた。

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