【キャンベラ28日AAP】 オーストラリア国内では、新型コロナウイルスの拡大によるロックダウンの長期化の影響を受けて、インターネット上における児童搾取行為が2倍以上と急増していることが分かった。
連邦政府のパゼロ内務相によると、オンライン上でビデオやメッセージなどによる性的虐待行為は、4月から6月にかけて前年同期比163%増だった。オーストラリア反児童虐待センター(ACCCE)は、これらの犯罪が急増していることを受け、各国と協力していく姿勢を示した。
連邦警察のポインティング副コミッショナーによると、4月は800件の違反について20人を逮捕し、3月は1,214件の違反に161人の違反者が含まれていたことを明らかにした。警察は「家で過ごす時間が増え、特にこの手の犯罪が増える環境が作り出されている」と述べた。