【ブリスベン10日AAP】 QLD州ブリスベンにあるチボリ劇場が、新たな土地開発のため解体の危機にあったが、地元の企業や熱心な音楽家らによる反対運動によって解体は免れる形となった。
チボリ劇場については今年2月、1999年から同劇場を所有するオローク家が、「次の世代に進むときが来た」と話し、さらに“都市開発における一等地”として同劇場がある土地が宣伝されたことから、取り壊されるとの懸念が高まっていた。
保存活動は大手建設企業ハチンソン・ビルダーズの会長であるスコット・ハチンソン氏が中心となって行ってきた。同会長は保存の決定を受け、「他に保存に関心がある人たちがいるかどうかは分からないが、我々は劇場を保存していくつもりだ」と話した。