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乳児のアレルギーガイドライン 改訂に

【シドニー15日AAP】   オーストラリア臨床免疫学・アレルギー協会(ASCIA)は、アレルギー予防に関する乳児の摂食ガイドライン2010年度版を改訂した。アレルギー食品の導入を遅らせるなど、これまで奨励された多くの方法は効果がないという。

ガイドラインでは、重度の湿疹や卵にアレルギー反応を示すなど、ハイリスクと考えられる乳児には、生後12か月前に粉やペースト状、バターのピーナッツを導入することで、ピーナッツアレルギーを減らすことができるとしている。また、アレルギー家系の乳児に対し、調理済みの卵を生後8か月前に与えるよう奨励している。さらに子どもの湿疹を予防するとして、妊娠中の女性に対し、週3回までの脂分の多い魚の摂取や最小6か月の授乳を奨励している。

オーストラリアとニュージーランドでは、最大で5人に2人が幼児・児童期にアレルギー性疾患を患うとされる。ガイドラインの詳細は、www.allergy.org.au/patients/allergy-preventionまで。

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