生活

女性へのDV増加「産科専門家が兆候の早期発見を」

【SA6日】   SA大学とメルボルン大学の最新調査から、コロナ禍での家庭内暴力の件数が増加しており、被害者の多くが子供を持つ母親や妊娠中の女性であることから、産科専門家がその兆候を早期発見できるようになることが重要だと、女性の健康問題の専門家は訴えている。

 

新調査から、妊娠中から産後までの間に家庭内暴力を受けている女性にとって、医師、助産師、看護師、ソーシャルワーカーなどの専門家は相談に乗ったり、支援できる重要な立場にあることがわかっている。

 

SA大学の研究者は「子供のいない女性に比べて、子供のいる女性が3倍も高く被害者となっている。また、妊娠中の女性への家庭内暴力は2倍高い 」とし、孤独感や苦痛を感じている女性を専門家が支援できる体制を作ることが重要だと述べた。

 

国内では女性の4人に1人が、現在や前のパートナーから精神的な苦痛を受けていると感じており、家庭内暴力が原因で9日ごとに1人が死亡しているという結果が出ている。

 

ソース:news.com.au- Calls for obstetric health practitioners to better detect signs of domestic violence

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