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オパールカードの抜け穴対策 NSW

【シドニー21日AAP】   NSW州の公共交通機関用スマートカード「オパールカード」の抜け穴を使って毎週の交通費を低く抑えていた利用者に対し、州政府は対応措置を発表した。抜け穴による損失は年200万ドルにも上るとされる。

オパールカードは8回有料で使用した後、その週の残りは無料で交通機関を利用できる。多くの利用者がこの抜け穴を使って、ライトレールの停留所と電車の駅間を歩くなどしてカードをスキャンし、その後交通機関による長距離移動を無料で行っているという。実際、シドニーのピアモント周辺の駅で、月曜日に”乗り換え”が6万回記録されたのに対し、金曜日は僅か100回に留まったとされる。

コンスタンス州交通相は対応策として21日、1回の移動とみなされる乗り換え回数を3回から7回に引き上げると発表した。変更により、これまで90分で同制度をごまかせたのが最大で6時間かかるという。今回の変更に伴う、通常の同カード利用者への影響はないという。

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