【ブリスベン30日AAP】 ブリスベンの医学研究所「QIMR Berghofer」によると、オーストラリアのメラノーマ(黒色皮膚がん)発症率は減少の傾向にあり、ニュージーランドに続いて世界第2位に下がった。
国内の1人当たりのメラノーマ発症率は、2005年に10万人当たりおよそ49人だったのが2011年には48人に減少し、今後15年でさらに減少すると予想される。一方、ニュージーランドでは10万人当たり50人に上昇した。
調査対象の6か国で発症率の減少がみられたのは、オーストラリアのみ。1980年以降に行われた公衆キャンペーンが功を奏しているとみられる。
一方、メラノーマ発症率は50歳以上でいまだ増加傾向にあるという。この世代はすでに日焼けによる損傷を負っており、数十年経ってメラノーマを発症しているとされる。