【ブリスベン9日AAP】 QLD州政府は、重症化が懸念されるグレートバリアリーフのサンゴ礁白化現象を監視する目的で、15万ドルを投じると発表した。
クイーンズランド州立大学の研究機関「CoralWatch」は、一般市民がサンゴ礁の生育状態について報告できる“サンゴ監視プログラム”に政府補助金をあてるとしている。また、小学校を対象とした教育プログラムも計画している。同機関のジャスティン・マーシャル博士は9日、「コミュニティが協力する形でサンゴ礁を以前の状態に戻し、保護し、学ぶことができる」と話した。
サンゴ礁の白化現象は州最北端部で著しく、4月も平均より気温が高いことから、海面温度の上昇によるサンゴ礁への影響が引き続き懸念されている。