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コロナ財政支援悪用は警察に通報

【ACT20日】   国税局(ATO)は、賃金補助政策のジョブキーパーやスーパーアニュエーション(退職年金)の早期引き出しなど、新型コロナウイルスの景気刺激策の悪用を厳しく取り締まると警告する。

ATOは、ジョブキーパーの受給資格を持たずにシステムを悪用すれば金融犯罪法に違反する可能性があるとして、警察に通報すると警告する。ATOはおよそ7,500万ドルをすでに回収している。受給資格に関してATOは5万件近い警告を受け、このうち1万5,000件が資格を持たないとされる。クリス・ジョーダン査定官は「従業員でないのに偽ったり、虚偽の請求をしたり、営業実績を操作するケースがある」と警告した。重大な犯罪として11件、さらに個人のシステム悪用で50件を連邦警察が捜査中。

退職年金の早期引き出しを試みたおよそ1,200人は、減税目的で行った。非課税で年金を引き出し、給与を低い課税率で退職年金に預け入れ、年収の一部を非課税にする狙いだ。全国でこれまでに退職年金330億ドルが早期に引き出された。

ソース:news.com.au- Australian Taxation Office says it will refer JobKeeper payment rorts to police

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