【メルボルン19日AAP】 競泳の元オリンピック金メダリストのグラント・ハケット氏は、17日の機内での口論について後悔の念を示し、自身が抱える問題に取り組んでいると話す。
機内でハケット氏の前方に座っていた男性は、同氏が座席の間から手を伸ばして男性の胸をつかんだのは性暴力だと話す。通路をはさんでハケット氏と座っていたメルボルンのAFLチーム・コリングウッドのギャリー・パートCEOは、「ハケット氏は攻撃的ではなかったがアルコールの影響で正常でないように見えた」と話した。
ハケット氏は18日、素直に謝罪したうえで再び過ちを犯したことを認めた。同氏は2011年、元妻のキャンディス・アリーさんと暮らしていたメルボルンのアパートを荒らしたことでイメージダウンを受けた。その3年後、ハケット氏は米国で睡眠薬中毒のリハビリを受けている。
今回の出来事による、リオデジャネイロ・オリンピックでセブン・ネットワーク局のコメンテーターをハケット氏が務める可能性への影響は不明。