【NT24日】 米グーグルは、NT準州ウルル頂上から撮影された景色について、先にウルルへの登頂が禁止されたことを受け、これを削除したことが分かった。撮影にはウルルに登る必要があるが、昨年登山が禁止となったことを受けて、国立公園管理団体がグーグルに要請していたもの。
グーグルマップのストリートビューではこれまで、ウルルの頂上で撮影された画像を360度見渡すことが可能だった。画像には頂上に上った人たちが登頂を喜ぶ様子なども含まれていた。国立公園の管理団体パークス・オーストラリアはABC放送に対し、「観光客が撮影した周辺画像と差し替えた」と説明した。
グーグルはまた、画像の削除を要請されたことを認め、ウルル・カタジュタ国立公園が先住民アボリジニの人たちにとって「非常に神聖」な場所であることをあらためて確認した。ウルルは昨年10月、34年ぶりに先住民の手に戻され、観光客による登頂が禁止された。
ソース:news.com.au-Virtual Uluru: Google forced to remove virtual climb after backlash